品切れしていたお酒が昨日入荷して ようやくダミー瓶からこれを外すことができました。

昨日瓶詰め即入荷・・・ですがまずは倉庫で安静にしてもらってましたよ。

キッチリ加熱処理を施されたお酒、風味が落ち着くのに少々時間が必要なのです。
現代の一般的な日本酒の多くはタンクに貯蔵する前と瓶詰時の2回、火入れと呼ばれる加熱処理を行います。
日本酒を長持ちさせるためにこの火入れが行われるようになったのがいつからなのかは不明ですが、もっとも古い記録は1568年(永禄11年・室町時代)とのことですから とんでもなく歴史を感じますわ。そして少なくとも450年以上行われ続けているということは 現代においてもその行為が重要だということなのでしょう。
日本酒のうんちく本などにもよく書かれていますが、パスツールがワインなどの低温殺菌法を開発するより300年も前に同じようなことが日本酒で行われていたんですよね。先人たちの感性の鋭さにひれ伏すばかりですわ。
室町時代ですから当然温度計などなく、感覚が頼りだったわけですねぇ
上等なお酒は「のみかん(飲み燗)」と言って飲めるくらいの温度(40℃くらい)、
並のお酒は「てひきかん(手引き燗)」、お酒の桶に手を入れて熱くて手を引っ込める温度(50~60℃くらい)と、体感を基準にしていたそうで。
まぁ このやり方ですと担当者によって温度ムラがあっても不思議ではなかったでしょう。
また手引き燗については「手を入れる」「指を入れる」「指を入れて三回円を描く」など 研究者ごとに多様な解釈があるようですので正確にはどうだったなどと私がこの場で言い切れることではないとお断りしておきます。
何にしても古い文献を読むといろんなことがわかると同時に、逆に疑問が生じることもたくさんありますわ。
そういうのも日本酒の面白さにつながっていくんですねぇ。
おっと 調子に乗ってあれこれ語ってしまいました。それではこのへんで
それでは本日も日本酒で乾杯!(^O^)/